乳酸菌の種類

一口に乳酸菌といっても、実はたくさんの種類が存在しています。おそらく一般的によく知られている乳酸菌はビフィズス菌であると思われます。実はこのビフィズス菌は、腸内にある善玉菌の中でもかなりの割合で生息しているのです。
乳酸菌は大体3つのものに分類されます。乳酸桿菌は円筒形をしており、乳酸球菌は球状です。そして、ビフィズス菌はY字型や棒のような形をしています。
乳酸桿菌や乳酸球菌は主に小腸に生息していることが多く、身体の中に摂り入れた食物にある悪玉菌が増えることを抑えてくれる作用があります。乳酸桿菌はヨーグルトなどによく含まれており、一般的な乳酸菌飲料などにもよく利用されています。
この乳酸桿菌は、生きたまま腸まで届くことが出来るという特徴があります。乳酸球菌は多糖類を生み出し、ヨーグルトに独特の滑らかさを与える働きを持っています。
それに対して、ビフィズス菌は主に大腸に多く生息している乳酸菌です。このビフィズス菌は、大腸の中にいる悪玉菌が繁殖することを抑制したり、悪玉菌によって生成される有害な物質を吸着して体外に排出する作用も持っています。
ビフィズス菌も乳酸菌飲料などによく利用されています。健康的な食生活を送るためには、悪玉菌を増やす要因となる、高たんぱく高脂肪の食品を控えることが大切ですが、それに合わせて乳酸菌が豊富に含まれている食品を摂ることも非常に大切なことなのです。